1959年に京都の町工場からスタートした同社は、約60年間で時価総額2兆円以上の大企業に発展した。現在の売上高は、2014年以降1兆4,000億円以上を維持している。収益についても2015年以降は当期純利益で1,000億円以上を計上している。
単位:百万円 | 2014/03期 | 2015/03期 | 2016/03期 | 2017/03期 |
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売上高 | 1,447,369 | 1,526,536 | 1,479,627 | 1,422,754 |
売上総利益 | 378,904 | 389,399 | 386,160 | 373,282 |
EBITDA | 196,733 | 166,422 | 183,446 | 181,987 |
営業利益 | 120,582 | 93,428 | 92,656 | 104,542 |
経常利益 | 146,268 | 121,862 | 145,583 | 137,849 |
当期純利益 | 88,756 | 115,875 | 109,047 | 103,843 |
セグメント別売上高をみると、バランスよく収益を上げていることがわかる。その根底には「京セラフィロソフィ」「アメーバ経営」という経営哲学がある。M&Aや資本施策においてもこれらの経営哲学を最大限に活かし、新しい事業領域への挑戦についても力を合わせて経営に参画していくという社風は理にかなっている。
京セラは再生型のM&Aにも取り組んでおり、譲渡企業の事業の維持や雇用の確保にも大きく貢献している。社是でもある「敬天愛人」をM&Aにも活かしていると言えよう。
文:M&A Online編集部
この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。
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