このような大型のM&Aが行われているものの、KDDIの財務状況は非常に安定しており、自己資本比率も高い水準を維持している。

■総資産総額の推移


 06年3月期まではグループの再編に注力し、体制づくりを実施していた関係で、総資産額が減少傾向にあったものと見られる。06年3月期以降も大型M&A案件は1年に1度のペースで取り組んでいるが、毎年資産の蓄積を行うことができており、自己資本比率も50%台を10年間維持している。その裏では、モバイル・通信市場の拡大の予測を基にM&Aに取り組むマクロな視点があったのではないだろうか。