SBSホールディングス<2384>は、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)などを中心に展開している総合物流企業である。1988年に創業者であり現・代表取締役社長の鎌田正彦氏が佐川急便を脱サラし、軽トラック数台で設立した配送会社が前身であり、2015年で創業27年を迎える。

 03年にJASDAQ市場への上場を果たしたことで十分な資金を獲得し、かねてより視野に入れていたM&Aへと乗り出した。

 SBSホールディングスの初期のM&Aは、自社より大きな会社を相次いで買収している。最初のM&Aは2003年、雪印乳業の物流子会社である雪印物流の買収に始まる。

■SBSホールディングが行った主なM&A

年月 内容
2004.4 雪印乳業より食品物流を主力とした雪印物流(売上高380億円)の株式90.22%を30億円で買収
2004.8 物流に特化したシステム開発のビッグバン(売上高6億円)の株式50.99%を1億6700万円で取得
2004.12 「ダック引っ越しセンター」ブランドのダック(売上高41億円)の株式90.01%を8400万円で買収(2007年10月に売却)
2005.2 引越し事業を展開するさくら運輸(売上高15億円)の株式100%を1億2000万円で買収
2005.3 産業廃棄物処理業の有限会社栄幸(売上実績なし)の株式100%を12億円で買収
2005.5 常温物流の東急ロジスティック(売上高332億円)の株式94.89%を公開買付(TOB)により156億円で買収
2005.9 各種広告の企画・制作を行うぱむとの資本業務提携、株式20%を取得
2005.11 ぱむ(売上高5億円)を株式交換により7億円で買収。出資比率が20%から100%に
2005.11 低温度帯の輸送を中心に運送業を営む全通(売上高102億円)の株式100%を22億円で買収
2010.2 JVCケンウッドグループの物流子会社のビクターロジスティクス(売上高43億円)の株式100%を1億9000万円で取得
2010.7 輸出入通関に特化した運送業であるエイシーシステムコーポレーション(売上高10億円)の株式100%を9億5000万円で買収
2011.2 JVCケンウッドグループの音楽の保管事業などを行う日本レコードセンター(売上高38億円)の株式98.5%を取得
2011.4 インドの貨物利用運送業者Atlas Logistics (売上高20億円)の株式80%を13億円で取得
2014.7 インドで航空および海上の物流事業を営むTranspole Logistics (売上高140億円)の株式66.0%を74億円で買収