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レンジエクステンダーEVは本当に「EV」か?

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トヨタの採用もありうるREレンジエクステンダー

 マツダ<7261>が「燃費が悪い」と生産中止になったロータリーエンジン(RE)を2019年に投入予定のレンジエクステンダーEVに搭載しようとしているのもそのため。REは低速域の燃費こそ悪いが、最適の回転域であればレシプロエンジンと比べても遜色がない。加えてREはレシプロエンジンと違って小型軽量化が可能なうえ、振動や騒音が少ないため乗り心地はレシプロエンジンベースのレンジエクステンダーEVをしのぐといわれている。トヨタが資本提携したマツダのREレンジエクステンダーEV技術を採用して、日産のノートe-POWERに対抗する可能性もありそうだ。

 レンジエクステンダーEV開発の最大のメリットは、純EVへの移行が容易なことだろう。エンジンと燃料関係の部品を電池に積み替えれば、純EVの出来上がりである。将来、電池の価格が下がり電気容量が上がった時点で、レンジエクステンダーEVを純EVにモデルチェンジするのは比較的容易なのだ。レンジエクステンダーEVはHVであってEVではないが、将来のEV市場に向けての布石になるクルマといえよう。

文:M&A Online編集部


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