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KDDIが30億出資したデリッシュキッチン、赤字23億で着地

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デリッシュキッチン
ポイント制度も導入している

ライブ配信を見ながらショッピングをするというライブコマース

KDDIがエブリーを買収しようとしている目的。それはライブコマース事業の拡大です。ライブコマースとは何か。ライブ動画を見ながら、ショッピングをするというものです。Youtuberのような有名人やタレント、芸人、モデルなどのインフルエンサーが、ライブ動画を配信。視聴者はリアルタイムで質問や会話に参加しながら、買い物を楽しむことができます。憧れのアイドルやモデルのファン交流会、有名人が集めたセレクトショップをイメージするとわかりやすいかもしれません。リアルタイムでコミュニケーションがとれるので、テキストと画像だけのECサイトよりも、購買意欲が高まると言われています。

売り手側は購入コンバージョン率の向上、インフルエンサーは新たな収益源、ユーザーはリアルな情報が得られる。と、三方良しのビジネスモデルです。メルカリは「メルカリチャンネル」を2017年からスタートし、出品者が動画を配信するサービスを提供しました。ECサイト構築の「BASE」もライブ動画の配信を行っています。ライブコマースプラットフォームを構築するサービス「PinQul(ピンクル)」のFlattが、今年4月に2700万円の資金調達を行うなど、じわじわとビジネスの芽になりつつあります。

KDDIは2016年2月に「auライフデザイン戦略」を打ち出し、金融、物販(EC)、決済、ホームIoTなど、日常生活を支えるサービスの提供へと事業の幅を広げています。エブリーは、KDDIが持つ5300万のモバイル契約数やユーザー基盤を思う存分活用し、ライブ動画とECを組み合わせた新たな課金スタイルを構築することも可能となりました。

とはいえ、ライブコマースがどれほどユーザーを囲い込めるのかは未知数。エブリーはdelyよりも優位なポジションに立つことができましたが、課金の難しい壁に挑戦しなければならないことに変わりはなさそうです。

文:麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。

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