■居酒屋がこぞって取得する買参権(ばいさんけん)とは?

築地に外国人が集まるようになっています。彼らがカメラのレンズを向ける先に立っているのは、魚介類を買い付ける仲買人ですね。買参権とは、この競りに参加する権利のこと。居酒屋は通常、仲買人が買い付けた食材を買っています。直接競りに参加することで、15%前後経費を削減できるようです。加えて、その日に入った珍しい食材を手に入れることもできます。チェーン展開していれば、店舗ごとの差別化が図れますね。

■12年前から取得している一六堂

居酒屋「八吉」「のどぐろ」を展開する一六堂<3366>は、平成15年に地方卸売市場糸一印の買参権を取得しています。これまでに15の漁港での取得が完了しています。私は接待や飲み会でときどき八吉を使いますが、素直においしいと思います。魚の見せ方やメニューの作り方にも、”魚にこだわっています”という雰囲気が伝わってきますね。お店を知らないほとんどの人が喜んでくれました。”外したくない”シーンでの使い勝手がやたら良いです。

八吉の他にもチムニー<3178>が買参権取得に向けて本格始動しています。新潟地方卸売市場、島根県の太田水産物地方卸売市場で取得。更にチムニーは漁業権を取得して、自社船舶による水揚げもスタートしています。