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ロングリーチの「珈琲館」買収でフルサービスカフェが勢いづく時代に

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投資ファンド「ロングリーチグループ(以下:ロングリーチ)」が、ユーシーシーフードサービスシステムズ(以下:UCC)から、珈琲館事業を買収すると3月7日に発表しました。珈琲館は全国で277店舗を展開するフルサービス式のカフェ。店舗数はフルサービス式の中では、コメダ珈琲に次いで2位。カフェチェーン全体では6位の規模です。スターバックス、ドトールなどのセルフ式カフェは、競争激化で血みどろの戦いが続いています。珈琲館の主戦場は、郊外に住む主婦層になるのではないでしょうか、という話です。

この記事では以下の情報が得られます。

①カフェ業界最前線

②ロングリーチの狙い


国内のコーヒー消費量は2017年で高止まり

ロングリーチが珈琲館を買収した狙いはどこか。珈琲館の一番の特徴でる、フルサービス式カフェという業態にあります。巷間ではセブンカフェが2018年2月期に10億杯を販売するなど、コンビニコーヒーが席捲。セルフ式カフェの競争が一層激しさを増しています。そんな中で差別化を図るには、「コーヒー+居心地×食事×喫煙」という軸で固定客の集客が可能な、古き良きフルサービス式に商機を見出したのです。

ここからは、コーヒー業界の市場動向、フルサービス式とセルフ式のビジネスモデルの違い、珈琲館の伸びしろ。この順を追って説明します。

国内のコーヒー市場は2017年まで順調に伸びていました。2011年からの推移をみると、こんな感じです。

【日本のコーヒー消費量】

2011年 420,932トン
2012年 428,068トン
2013年 446,392トン
2014年 449,908トン
2015年 461,892トン
2016年 472,535トン

資料:全日本コーヒー協会「日本のコーヒー需給表

2011年の42万トンから2016年の47万2000トンまで連続して伸び続けています。しかしながら、2017年は2016年を超えない見込みです。統計が出ている1月から11月までで、消費量は43万3000トン。前年同期間比で1.2%減となっています。

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日本でも行列ができたことでお馴染みのクリスピー・クリーム・ドーナツ。米国本社の身売りが決定しました。買収額は1500億円だそうです。今回の買収劇は経営再建で会社の資産価値を上げるというよりは、コーヒー店との相乗効果を狙っているようですね。