2016年2月に上場したシンクロ・フード(以下:シンクロ)<3963>が、飲食業界に特化したM&A仲介を行うウィットを買収しました。株式の取得価額は1億5000万円。シンクロは飲食店を開業する際に必要な物件情報や食材調達先、人材紹介などを行っています。そのインフラ網にM&A事業がプラスされ、飲食店経営者をがっちりとつかみました。投資家の期待は、しっかりと株価に反映されていますね、という話です。
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日本KFCホールディングスが和食居酒屋「えん」を運営するビー・ワイ・オーの株式を25%取得し、業務提携すると発表しました。2017年にピザハットを売却し、競争が激化するピザ業界から撤退した日本KFC。この度和食へと参入する、その意図とは?
10月2日に東京地裁から破産開始決定を受けたステーキチェーン運営のステークス。破産直前の2016年12月期の最終利益は3,787万円の黒字だった。黒字転換は減価償却の見送りで捻出されたものだ。
「はなの舞」を運営する飲食業界第4位のチムニーが、「酔虎伝」「八剣伝」などを運営するマルシェと資本業務提携を締結しました。消費者や投資家からすれば、取るに足らない小さな資本業務提携です(実際、チムニーの株価はほとんど動きませんでした)が、実は今回の提携は居酒屋業界の熾烈な戦いにおける生き残り策を表しているのでした。
何かと話題の築地市場。そんな政治問題とは関係なく、国内外から観光客が大勢押し寄せています。今日は居酒屋チェーンがこぞって市場や漁港の買参権を取得している、というお話です。