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トリドールがM&Aを武器に世界的な総合外食企業へと突き進んでいる件

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トリドールがM&Aを武器に世界的な総合外食企業へと突き進んでいる件

丸亀製麺でおなじみ、トリドールホールディングス<3397>が、7月13日に外食企業に出資をする米「ハーゲット・ハンター」が組成した投資ファンドHHCP(ハーゲット・ハンター・キャピタル・パートナーズ)に出資を決定しました。ファンドへの出資目的は、アメリカの外食市場で大きく成長するであろう、企業の情報をいち早く入手する、というもの。

このニュースに”孫正義”臭を嗅ぎ取った人も少なくないはず。それもそのはず。トリドールは、通信・ITの何でも屋ソフトバンクに負けない事業展開を目指しているのでした、という話です。

この記事は大きく三つのカテゴリに分かれています。
①トリドールの事業戦略 ②海外展開 ③国内展開

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2025年全世界6000店、売上高5000億円を目指し、世界外食企業トップ10ブランドへ

トリドールが単なる町のうどん屋さんだったのは、今からたった30年前。今や国内877店舗、海外334店舗(2017年3月末)で、グループ合計1200店以上の巨大外食企業です。

トリドールの直近の業績はこんな感じです。

29年3月期28年3月期
売上1017億7900万円(前期比106.5%)955億8700万円
営業利益86億1900万円87億3300万円
純利益55億8500万円52億4200万円

29年3月期でとうとう1000億企業へと到達しました。同社は2015年に「3年後、1000億企業にオレはなる!」と宣言していたので、ほぼ計画通り進んでいることになります。
そうです、非常に順調です。

そんなトリドールが現在、どこに向っているのか。中期経営計画に分かりやすい将来のビジョンが書かれています。
それが「2025年、全世界6000店、売上高5000億円を目指す」というもの。
それを表した図がこれです。

連結売上収益
トリドール平成29年3月期決算資料より

うわー、この先わずか8年でこの伸び方はハンパねぇっす。山高すぎじゃないですか?とても常人には達成できそうもありません。思わず、こんなイメージを思い浮かべてしまいました。

ちなみに、5000億円に到達すると世界外食企業のトップ10ブランドに仲間入りします。

1位はアメリカ本体のマクドナルド、2位がスターバックスコーヒーです。その中にゼンショーホールディングス<7550>が入っていて、売上高は2017年3月期で5440億円です。すなわち、ゼンショーに並ぶ会社に育てればいいわけですね。

凄まじい勢いでM&Aを繰り広げたゼンショーと同じく、トリドールも企業買収を武器にして目標達成へと突き進んでいるのです。

ただし、ゼンショーとは明らかに異なる点が一つあります。それは、海外事業の比重が極めて高いことです。

消費が高止まりするどころか、減少傾向にある少子高齢化・草食化(解脱化)の日本。トリドールは国内事業に見切りをつけていち早く海外に飛び出そうとしています。

「国内のケータイ事業とか、もういいや。アラブの石油王とかと手を組んで、10兆円ファンド立ち上げるわ。世界に散らばる最先端企業の揺りかごになるわ」と宣言した孫正義氏と、どこか近いものを感じるわけです。

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