国内造船トップの今治造船(愛媛県今治市)と同2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は11月29日、資本業務提携することで合意したと発表した。今治造船がJMUの新株を引き受ける。出資比率については公表していない。

海外で造船会社の統合や再編が進み、ますます厳しい競争環境にさらされていることから、両社の商船事業の国際競争力を強化することにした。両社の資本提携により年間売上高約6451億円、営業利益約41億円、純資産約790億円の造船グループが誕生する。

業務ではLNG(液化天然ガス)運搬船を除く商船分野を対象とする共同営業設計会社を設立するほか、両社の生産体制を効率化する。

日本では2013年1月1日に旧日立造船・日本鋼管(現・JFEホールディングス<5411>)系のユニバーサル造船と旧IHI<7013>・住友重機械工業<6302>系のアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドが合併してJMUを設立して以来の、大型再編へ向けた第一歩になる。

一方、海外に目を向けると、さらに大規模な造船再編が進む。2019年5月31日に韓国で現代重工業が大宇造船海洋との経営統合を正式に決めて世界1位の座を堅持したのに続き、同10月25日には中国造船トップの中国船舶工業集団(CSSC)と同2位の中国船舶重工集団(CSIC)が経営統合して世界2位に躍進した。

文:M&A Online編集部