インターネット広告や地理情報データベースの制作などを手がけるジオロジック(東京都渋谷区)は、Thousand Japan(東京都目黒区)から世界のファッション動向などが分かるRSSリーダーアプリ(登録したウエブサイトの新着、更新情報を自動的に取得するツール)FUKROO(フクロー)の事業を譲り受けた。 

FUKROOはクリエイターを対象にしたアプリで、ファッションや音楽、アートなどの分野で好きなサイトを登録すれば、国内外のファッション、アート、音楽などの創造的な情報を自動的に入手することができる。 

ジオロジックは事業譲受の価格や目的などの詳細を明らかにしていないが「今後FUKROOのサービスを向上させ利用者数を増やす」としており、インターネット広告とFUKROOとの連携などによる相乗効果が見込めそうだ。 

ファッションや音楽、アートと広告を結びつける

ジオロジックはスマートフォンユーザーの位置情報に基づいた広告を配信する「GeoLogic Ad(ジオロジック・アド)」を運営しており、累計広告主数は1000社を超える。 

このほかにもアプリのデータを収益化する「GeoLogic Audience Partner」、どこにどのような人々が居住しているのかのデータを提供する「GeoGenome」、スマートフォンのアプリユーザーの性別、年代、興味関心領域などを推測する「GeoAudience」の合わせて4つサービスを提供している。 

FUKROO事業を譲渡するThousand Japanによると、FUKROOは「インターネットメディアのプロモーションや広告戦略の課題を解決する新しいファッションブランディングメディア」としており、ジオロジックが手がけるサービスとの親和性はある。 

ジオロジックは2019年2月に、同社の株主でもある東急エージェンシー(東京都港区)と共同で、位置情報を活用し自店舗商圏内で効果のある広告キャンペーンを作成することのできる広告配信プラットフォーム(ソフトウエアが動作するための基盤)「Location Finder」を開発するなど、位置情報を核にした事業拡大に取り組んでいる。 

ファッションや音楽、アートと広告を結びつける新しいプラットフォームは誕生するのだろうか。

文:M&A Online編集部