第一交通のM&Aの特色は、タクシー事業が公共交通機関として担う「個別短距離輸送」の地域密着性を、点から面へと「総合生活産業」を展開するなかで、タクシーを足掛かりに周辺事業を固め、新規事業を展開していく点だ。その象徴となるのが沖縄事業である。
2003年6月に民事再生手続きの申立を行った那覇交通との間で営業の全部を譲り受けることに2004年4月に合意した。那覇交通は1951年に設立され、那覇市内の市内線では別名「銀バス」と呼び親しまれ、ほかに貸切・定期観光バスも保有し、沖縄県民の生活の足としていた...