「Honda e」の価格が高くなったのは、国内販売目標が年間1000台と少ないため。一般に自動車生産で利益を出すには、年間20万台(月産約1万7000台)が必要といわれている。これよりも少ない台数で採算をとろうとすれば、高級車へシフトするしかない。
イタリアの「フェラーリ」や独「ポルシェ」などが、少ない生産台数で利益をあげているのは高級車メーカーだから。テスラが1000万円を超える高級車「テスラ・ロードスター」からEVに参入したのも、当初は大量生産が見込めなかったからだ...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による景気低迷が長期化する中、「のれん代」を減損処理する企業が増えている。「のれん減損」で大幅赤字に転落するケースも珍しくない。2020年は「のれん減損」ラッシュになりそうだ。なぜか。
群馬県の製造業を代表するミツバ(桐生市)とサンデンホールディングス(伊勢崎市)が苦境に立っている。ミツバは国内2工場の閉鎖や500人規模の希望退職者募集などの事業構造改革を発表。サンデンは私的整理を申請した。両社に何が起きているのか?
上場企業の3月期決算は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、業績に急ブレーキがかかった。そうした中、目立つのが巨額赤字への転落だ。ソフトバンクグループの9615億円を筆頭に、日産自動車、日本製鉄など1000億円を超える最終赤字は7社に及ぶ。