ニデックが企てた同意なき買収を退けた工作機械大手の牧野フライス製作所。代替措置として、アジア系投資ファンドのMBKパートナーズによる買収提案を受け入れ、非公開化し、株式市場から「退出」することを決断した。TOB(株式公開買い付け)やMBO(経営陣による買収)を通じて、一旦、ファンドの傘下に入った後、再上場する事例はどのくらいあるのか。また、その顔ぶれは?
2025年前半のM&A戦線で最も注目を集めたニデックによる牧野フライスの買収案件...
スーパーマーケットの業界地図が今年を境に大きく塗り替わる。7月に西友、9月にイトーヨーカ堂が新たな親会社の傘下で再出発するからだ。これに伴い、イオンの“一強”時代の到来が見込まれる。
トランプ米大統領の関税乱発で世界経済の不透明感が増している。関税戦争で米中経済摩擦が一気に高まるとの当初予想どころか、「同盟国は敵よりも悪い。敵よりも米国を利用しているからだ」と西側諸国にも関税が課されることになった。対米M&Aはどうなる?
ニデックがTAKISAWA,牧野フライスに相次いでTOB(株式公開買い付け)を仕かけ、「同意なき買収」を進めている。M&A で工作機械世界最大手に成長したDMG森精機の森雅彦社長は、ニデックが進める国内工作機械業界の再編をどう見ているのか?
米国の2大ファンドが激突する富士ソフトの買収合戦が新たな局面を迎えた。先行するKKRに対し、ベインキャピタルは会社側の賛同を得たうえでTOB(株式公開買い付け)を始めるとしてきたが、こうした前提条件を放棄し、敵対的買収を辞さない姿勢に転じたからだ。