電力業界のM&Aが落ち着いてきた。2022年は11件、2023年は10件、2024年は7件と減少傾向にある。だが、これは「嵐の前の静けさ」かもしれない。データセンターの増加やAI(人工知能)の利用拡大などで電力需要は伸び続け、他方で再生可能エネルギーのシェア拡大で電力分散化の動きも出てくる。巨額の設備投資や競争激化が避けられず、大手電力の再編が進む可能性も出てきそうだ...
M&A仲介上場4社の2023年度の決算が2024年10月31日に出そろった。1社が前年度の大型案件の反動減で売り上げ、利益ともに減少したが、3社はいずれも増収営業増益を達成した。