牧野フライス製作所＜6135＞、買収意向のある第三者と協議を継続

ニデックが牧野フライス製作所へのTOB（株式公開買い付け）を撤回したことを受け、牧野フライス製作所は5月9日、買収防衛策の発動を中止するとともに、今後の見通しについて公表した。

牧野フライス製作所は3月、複数の第三者から初期的な買収意向表明書を受けたことを受けて、第三者提案の具体化・検討のために必要な時間を確保するために買収防衛策を導入することを発表。新株予約権を株主に無償で割り当てることを決議していたが、ニデックがTOBを撤回したことでこれを廃止することを決めた。

牧野フライス製作所は、今後も買収意向のある第三者と協議を継続する。法的拘束力のある意向表明書の受領に向け、買収監査となるDD（デュー・デリジェンス）への対応協議などを行っているという。