―大学院の学生にも事例を挙げながら、そうしたM&Aの成否といった話をされていますか。
そうですね。京都大学のMBAには社会人や留学生がいて、みな非常に熱心です。社会人は自分が勤務する会社が海外で買収をしているところもあって、M&Aに関心が高い。留学生は、実務に役立つ何かを身につけて本国で活役したいという熱意があります。
私は、M&Aに興味をもってもらうために、最初から買収のテクニカルな話をしないようにしています...
パナソニックの勤務時代に3度のM&A経験を持つ名田秀彦氏。2017年、ビジネスプラン構築や事業性評価支援などを専門に行うインテグラート社に招かれた。