―大学院の学生にも事例を挙げながら、そうしたM&Aの成否といった話をされていますか。
そうですね。京都大学のMBAには社会人や留学生がいて、みな非常に熱心です。社会人は自分が勤務する会社が海外で買収をしているところもあって、M&Aに関心が高い。留学生は、実務に役立つ何かを身につけて本国で活役したいという熱意があります。
私は、M&Aに興味をもってもらうために、最初から買収のテクニカルな話をしないようにしています...
M&Aに関わる士業は、公認会計士や税理士だけではない。労務デューデリジェンス、PMIの面で社会保険労務士も重要な役割を果たす。「働き方改革」の面からも、重要性を増すM&Aの労務。その仕事の実際を特定社会保険労務士の佐藤広一さんに聞いた。
「多変量解析企業力総合評価分析」という手法で企業力を総合的に診断することを専門に事業展開しているSPLENDID21の山本純子さん。その分析手法とはどのようなものか、またその分析評価にたどりついた経緯、M&Aとの関わりなどを聞いた。
企業の内部成長の補足手段としてM&Aを活用し事業拡大してきた経験と成功の秘訣について、福利厚生のアウトソーシングを主力事業とする東証2部上場企業、ベネフィット・ワン<2412>の白石 徳生社長に話を聞いた。