併せてグループ内のシナジ-効果にも期待している。これまでは、それぞれ別の動きをしていた高松建設と青木あすなろ建設の両グループの協業が始まったのだ。大規模物流施設の「DPL流山Ⅰ」(千葉県流山市)で、高松建設と青木あすなろ建設は初めてジョイントベンチャー(JV)を組んだのだ。今後は技術面での情報共有も視野に入れる。
吉武社長は「将来は両社の処遇体系などを合わせていく必要もある」と話しており、両社の完全合併もありうる話だ...
ラオックスが大きく経営の舵を切る。これまでは中国人観光客向け免税品の売上高が全体の75%を占めていたが、3年後にはこの比率を37%ほどに引き下げる。免税品以外の事業の売り上げを伸ばし実現する。同時に全体の売上高を3年間で2.5倍に高める。
日本通運がM&Aで新分野に挑戦している。国内最大手の日通も成長市場の宅配便で惨敗し、自社が得意とする法人輸送も国内外の物流会社から「侵略」を受けている。日進月歩の物流業界で生き残り、競合他社を出し抜くにはスピードが必要。そのためのM&Aなのだ。
リコーが2018~19年度にM&Aに2000億円超を投資する方針を打ち出した。同社にとって大命題は「再成長」の一語に集約される。業績は10年近く一進一退が続き、伸びを欠いたままだ。リコー復権ののろしは上がるのか?
PR会社のベクトルは、これまで新規分野への参入や新しい地域での事業展開などの際にM&Aを活用してきた。業界でアジアナンバーワンになること目指す同社の西江肇司社長にとってM&Aが果たす役割は小さくなさそうだ。