元旦に石川県能登地方を襲った震災は地域医療にも深刻な打撃を与えた。そんな震災地にあって直ちに医療活動を再開したのが恵寿総合病院だ。神野正博理事長は「被災地の医業承継は元通りに戻す復旧ではなく、地域の将来を見すえた復興の視点が必要だ」と話す。
震災からの完全復旧と収益拡大を企図し、仙台国際空港が民営化されたのは2016年7月のこと。国際空港の民営化は日本で初めての試みだった。いくつかの大手企業が名乗りを上げたが、託されたのは東急グループ、前田建設、豊田通商の企業連合だった。
高松コンストラクショングループは関西発祥の中堅ゼネコン。2017年には協和銀行(現・りそな銀行)出身の吉武宣彦が社長に就任、翌年には中核企業の高松建設でオーナー一族の社長が就任するなど新体制づくりが進む。成長戦略の要は企業買収・合併(M&A)だ。
死者・行方不明者約2万2000人を出した東日本大震災から7年を迎えた。地震はいつ発生するかわからない。人口が集中する首都・京阪神・中部圏の3大都市圏が震災に見舞われた場合、甚大な被害が想定されている。そこでこの3大都市圏で防災を学べる場所を紹介する。
2008年のリーマンショックや11年の東日本大震災の影響から、長らく低迷が続いてきたホテル・旅館業界。ここにきて震災からの復興が進んだことに加え、景気の回復傾向を受け、再び活況を迎えている。ホテル・旅館業界のM&A動向を探る。