通販向けなどの段ボール需要が旺盛

こうした積極策が功を奏し、レンゴーの業績は好調だ。売上高は右肩上がりで伸びており、2020年3月期は7000億円の大台突破を見込む。

営業利益は2018年3月期に減益となったものの2019年3月期は前年度比48.1%増という大幅な増益に転じ、2020年3月期も同38.4%増と2年連続の大幅増益を見込んでいる。

段ボール原紙の旺盛な国内需要に支えられ、生産量が増加しているのが大きな要因で、2019年3月期は通販向けが引き続き伸長したほか、食品や電気・機械器具向けをはじめほぼ全ての分野で需要が堅調に推移した。

軟包装業界でも、食品や日用品向けの底堅い需要に支えられ、生産量が増えたほか、紙器も食品向けが好調を維持している。

段ボール原紙の主原料である古紙の高騰や、燃料、補助材料、物流経費などが上昇したため、段ボール原紙をはじめとする板紙製品、段ボール製品の値上げをしたことも好決算につながった。

この流れは2020年3月期も続いており、2019年7月31日に発表した第1四半期では前年同期比5.6%の増収、21.2%の営業増益となった。

製品価格の値上げや、M&Aによる連結子会社の増加などにより、売り上げが伸びたほか、利益面でも製品値上げが大きく寄与した。

ここ3年間の積極的なM&Aが業績に表れ始めており、売上高1兆円の大台も見えてきた。いつその時がくるのか。今後のM&A次第では、その日はそう遠くないかも知れない。

レンゴーの売上高推移。2020年3月期は見込み
レンゴーの営業利益推移。2020年3月期は見込み

文:M&A Online編集部