長野県のトップバンク八十二銀行<8359>は、2つの国立銀行の合併で誕生して今年90年となる。地域によって独立色の強い長野県にあって、地元を深耕するとともに、県外や海外にも積極的に拠点を展開してきた。
八十二銀行には2つの前身銀行がある。1つは1877年10月に創立した第十九国立銀行。長野県佐久地方の豪商、黒沢鷹次郎らが現在の上田市で設立した。当時は、常田館製糸場の記事にもあるように、上田・諏訪地方の地場産業であった養蚕・生糸事業を中心に事業を拡大した。
もう1つは1878年10月に創立した第六十三国立銀行である...