日本各地の「地銀」のルーツをたどってみよう。そのM&A=合従連衡の歴史をひも解けば、銀行や金融経済の成り立ちはもちろん、日本の伝統産業、商業の集積の移り変わり、各都道府県内にある市町村の歴史の“格”の変遷なども見えてくる。“ご当地銀行”の合従連衡史の25回目は、「ちばぎん」の愛称で知られる千葉銀行<8331>、千葉県である。
千葉銀行の源流は他のいわゆる老舗地銀と同様に、1878年に設立された第九十八国立銀行である。国立銀行の営業年限である20年を経た1897年に第九十八銀行となった。その後、第九十八銀行は明治・大正期にかけて周辺の金融機関のM&Aを重ねた...