日本各地の「地銀」のルーツをたどってみよう。そのM&A=合従連衡の歴史をひも解けば、銀行や金融経済の成り立ちはもちろん、日本の伝統産業、商業の集積の移り変わり、各都道府県内にある市町村の歴史の“格”の変遷なども見えてくる。“ご当地銀行”の合従連衡史の24回目は、広島県である。
1878年から1898年の20年間、日本には全国で153を超える国立銀行が金融業務を行っていた。設立直後に合併したり閉鎖になったりした銀行もあり正確には計算できないが、153の国立銀行数を現在の47都道府県で割ると、平均して1県に約3行となる...