銀行のウェブページには規制や内規によって必ず載せなければならない情報があるのだろうが、あまりに似通った2つの銀行のウェブページがある。

1つは長崎市に本店がある十八銀行<8396>。そしてもう1つは佐世保市に本拠を置く親和銀行である。

アイコンや写真の置き方、表示のしかたなど、見た目がそっくりなので、きっとウェブページの構造や階層、ソースコードといったものも似たものになっているのだろう。ちなみに両方をパソコン画面で開いて見比べていると、どっちがどっちだかわからなくなるほどだ。

これは、何もどちらがどちらをパクっている、という話ではない。十八銀行と親和銀行の両行は2020年10月に合併が予定されているからだ。当初は4月という話もあったが、現時点では約半年延びることになる。だが、着々と合併の準備が進んでいる。

ふくおかフィナンシャルグループの一翼として

九州地銀は現在、大きく次の3の勢力に分かれている。

・ふくおかフィナンシャルグループ<8354>
・西日本フィナンシャルホールディングス<7189>
・九州フィナンシャルグループ<7180>

このうち、ふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)には2007年に親和銀行が経営統合していた。そして、2019年4月、十八銀行が経営統合した。実質的には長崎県で地盤を固める親和銀行と十八銀行が相次いで九州北部から勢力を拡大していくふくおかFGの傘下に入り、仲間入りしたということになる。

そして、その親和銀行と十八銀行が2020年に合併する。それは厳しい地銀経営のなかにあって“既定路線”だったということができるだろう。その動向は、既出記事「地銀の経営統合に道 長崎の銀行がモデルに」などを参考にしていただきたい。

新行名は十八親和銀行。ここでは、まず、親和銀行を中心に両行の沿革を見ておこう。