日本各地の「地銀」のルーツをたどってみよう。そのM&A=合従連衡の歴史をひも解けば、銀行や金融経済の成り立ちはもちろん、日本の伝統産業、商業の集積の移り変わり、各都道府県内にある市町村の歴史の“格”の変遷なども見えてくる。“ご当地銀行”の合従連衡史の5回目は、岩手県。岩手の秋はまさに紅葉真っ盛り。県都・盛岡から望む岩手山の山腹も、あざやかな紅葉の赤に彩られる。
その紅葉に勝るとも劣らぬ“荘厳な赤”の偉容を誇っているのが、盛岡の中ノ橋通にある岩手銀行赤レンガ館(以下、赤レンガ館)。岩手県最大の地銀、岩手銀行<8345>の旧本店だ...