ファンドによるM&Aだけでなく、ワールドでは直接投資によるM&A にも積極的だ。W&Dデザインファンドがユアサンクチュアリーに出資をした2017年12月には家具や雑貨、食材の輸入、販売を手がけているアスプルンド(東京都港区)を完全子会社化した。
ワールドグループには雑貨やインテリアを手がける企業や、駅周辺で女性向けファッションストアを展開する企業などがあり、これら企業とアスプルンドの事業を融合することで、事業の成長が可能になることから買収に踏み切った...
東海カーボンが昨年来、M&Aのラッシュをかけている。米国と韓国でカーボンブラックメーカーなど3社を立て続けに買収した。買収資金は約550億円と直近売上高の半分強。今年は創立100周年の節目。次の100年に向けての“仕込み”は万端整ったのか?
「2020年に人材領域でグローバルNo.1になる」との目標をかかげるリクルートホールディングスの戦略がはっきりと見えてきた。峰岸真澄社長兼CEOがM&Aに積極的な姿勢を表明。最後の仕上げにM&Aが大きな役割を果たすことになりそうだ。
中部電力が「電力再編」の荒波に飲み込まれている。再編相手と目されているのは国内電力最大手の東京電力HD。東電との合弁企業であるJERAは2019年4月に火力発電事業の一本化に踏み出す。中部電と東電の本体同士の経営統合も現実味を帯びてきた。