宝印刷はトランスラジア、十印を含めて子会社11社を傘下に置くが、その半数近くはM&Aを通じてグループ入りした。既存事業とのシナジー(相乗効果)獲得を主眼とする。
その第一弾は2006年に子会社化したタスク(東京都豊島区)。IPO(新規上場)・M&A支援を主力に、人材流動化、不動産売買支援、AI(人工知能)活用による企業プロファイリング事業など様々なコンサルティング業務を手がける。
2013年にはシステム開発のスリー・シー・コンサルティング(東京都豊島区)を子会社化した...
セントラル警備保障は国内3位の警備会社。主力の常駐警備のほか、機械警備や運輸警備機器販売、工事・機器販売なども手がける。2014年からドミナント展開のためのM&Aを本格化しているが、2019年からは新たな戦略に基づいたM&Aへ方向展開した。
中堅印刷業の廣済堂が乾坤一擲の“大勝負”に出る。米投資ファンドのベインキャピタル主導によるMBO(経営陣による買収)を実施し、株式の非公開化に踏み切る。有力ファンドの傘下で事業再構築を迅速に進めたうえで、数年後に再上場を狙うとみられる。
NTTが2018年11月にグローバル事業の競争力強化に向け組織を大きく変更した。これに伴い新たな領域への研究開発に今後5年間は従来比10%アップの投資を行う。M&Aについても今後5年間はペースアップが見込めそうだ。
国内自動車販売会社の苦戦が続いている。少子高齢化によるドライバー人口の減少やレンタカー、カーシェアリングへのシフトの影響により、新車販売台数は長期的に減少が避けられない。そんな「冬の時代」でもVTホールディングスは成長を続けている。なぜか?