ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアは160億ドル(約1兆7600億円)を超える運用資産を持つ有力未公開株ファンド。1997年設立で、アジア・太平洋地域を主体に投資活動を拡大している。香港を本拠地とし、上海、北京、ムンバイ、シンガポール、ジャカルタ、東京に拠点を設けている。現在、投資対象企業は40社以上という。日本では2014年、医薬品受託開発の武州製薬(埼玉県川越市)を約770億円で買収している。
最大の関心事はベアリング主導でパイオニアが再建を果たせるかどうか...
ルネサスエレクトロニクスが7330億円で米半導体メーカーのインテグレーテッド・デバイス・テクノロジーを買収する。買収金額は日本企業のM&Aとして今年2番目。1000億円超は今回のルネサスを含めて11件だが、10件は海外企業がターゲットだ。
日本電産の減速機事業で、アジア、米国、欧州の3極体制が整う。これまではアジアと米国が商圏だったが、ドイツの減速機メーカーMSグレスターを買収したことで3極体制が実現した。
カジュアルアパレルのウィゴー(WEGO)が7月20日、投資ファンドのJ-STARから出資を受けたWGホールディングスに全事業を分割承継することを公告した。昨年には2度の株主変更があり、これで3度目の株主交代となる。
メルカリが東証マザーズに上場した。募集価格3000円を約1.7倍上回る5000円の初値をつけ、一時6,000円まで上昇し、時価総額8000億円を超えた。注目度の高いメルカリを、最近メディアが取り上げ始めている「会計的思考」に基づき分析した。