NECと日立製作所が半導体大手のルネサスエレクトロニクスの株式を売却する。両社はルネサスの母体企業で、売却後は日立は3位、三菱電機は姿を消す。母体企業がフェードアウトするルネサスだが、大株主が自動車一強となった今後の成長戦略はどうなるのか。
11月末でビッグモーター(東京都多摩市)の損害保険代理店登録を取り消される。同社は12月から自動車損害保険を販売できなくなり、今後3年間は代理店の再登録もできなくなる。いよいよ追い詰められた同社の買収に、大きな影響を与えるのは間違いない。
不祥事に揺れている中古車販売大手のビッグモーターが、オリックスに経営支援を打診していると報道されている。カーリースやレンタカーなどの自動車関連事業を手がけるオリックスにとっては、ビッグモーターが全国に展開する整備工場を備えた店舗網は魅力だ。
損害保険の不正請求をはじめとする一連の不祥事で、ビッグモーターが窮地に追い込まれている。国内最大手として中古車買取・販売業界に君臨している同社だが、スタートは地方の零細中古車販売業者だった。同社がナンバーワンとなるきっかけは、M&Aだった。
民事再生法の適用を申請しスポンサーを再選定中のユニゾHDは7月19日、債権者向け説明会で12社から第一次意向表明書の提出を受けたことを明らかにした。また、NSSKとのスポンサー支援に関する基本合意を7日に解除したことも明らかにした。
前世紀の遺物だった衛星ケータイが、意外な返り咲きを遂げようとしている。米クアルコムや米アップルが一度は破綻した衛星ケータイを利用した新サービスの提供に着手、一部地域でのサービスを始めている。なぜ、ここに来て衛星ケータイが見直されているのか?
2010年1月、日本経済に激震が走った。わが国のナショナルフラッグキャリアである日本航空が会社更生法の適用を申請し、倒産したからだ。その原因の一つがM&Aだった。そして、経営再建を果たした日航が再浮上を果たすために利用したのもM&Aだった。
大手自動車部品メーカーのマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)が申請していた私的整理の一つ事業再生ADRが頓挫した。これにより親会社の米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の日本での影響力がさらに低下しそうだ。
東芝に非公開化を提案しているファンドのうち、少なくとも1社が最大1株7000円で買収を検討していることが分かった。22日の東芝終値を27%上回る価格で、実現すれば買収総額は3兆円になる。
ノジマとスルガ銀行は8日、資本業務提携を解消することで合意したと発表した。