オンキヨーは21日、米国の有力音響機器メーカー、サウンド・ユナイテッド(カリフォルニア州)とその持ち株会社にスピーカーやアンプなどのホームAV事業を売却することで合意したと発表した。ホームAV事業は売上高の約7割を占めるが、2018年3月期まで5期連続で最終赤字が続き、経営再建のために主力事業を手放す。売却金額は7500万ドル(約81億7500万円)。今後はヘッドホンなどのデジタルライフ事業とOEM(相手先ブランド生産)事業の2部門に経営資源を集中させる。

売却するのは傘下のオンキヨー&パイオニア(東京都墨田区。売上高256億円、営業利益△22億8000万円、純資産△19億7000万円)、オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン(同。売上高97億4000万円、営業利益△11億円、純資産△10億3000万円)、マレーシアONKYO ASIA ELECTORONICS SDN.BHD.(売上高49億2000万円、営業利益1億6200万円、純資産11億8000万円)の3連結子会社。また、中国と香港の販売子会社の一部事業も売却する。

6月21日の株主総会での決議を経て、7月1日に対象子会社の株式と一部事業を譲渡する。

ホームAV事業譲渡後も、オンキヨーブランドは所有し、ライセンス供与や事業継続の詳細手続きについて契約を結ぶ。

オンキヨーは2015年に、パイオニアとホームAV事業の統合会社を設立した。しかし、売上高が年々減り、構造的な赤字に陥っていた。