パイオニアは7日、香港投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入ると発表した。ベアリングが第三者割当増資を引き受けるなどして1020億円を投じてパイオニアの全株式を取得し、早ければ2019年3月中に完全子会社化する。これに伴い、上場廃止となる。パイオニアは9月にベアリングから支援を仰ぐと発表した際、上場を維持する方針を説明していたが、非公開化に切り替えて早期再建を目指す。

パイオニアは2019年4月から2年間で、生産・販売体制の再編や本社機能の縮小などを実施し、グループ従業員の約15%にあたる約3000人(非正規社員を含む)を削減する。森谷浩一社長と社外取締役2人を除く5人の取締役は辞任し、ベアリングから取締役を招く。

ベアリングは2019年3~6月に第三者割当増資引き受けで520億円、債務の株式化(DES)で250億円の計770億円を出資する。これと並行し、既存株主から全株式を約250億円で買い取り、完全子会社化する。買取価格は1株66.1円で7日の終値(88円)を下回る。2019年1月25日に臨時株主総会を開き、正式決定する。