カジュアルアパレルのウィゴー(WEGO)投資ファンド傘下で再スタート

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原宿竹下通りに3店舗出店しているWEGO

ウィゴーが3度目の株主交代 投資ファンド傘下で再スタート

公開日付:2018.07.27

 カジュアルウェアショップ「WEGO」を全国で展開する(株)ウィゴー(TSR企業コード:571565204、渋谷区、高橋英朗社長)は7月20日、会社分割手続きで(株)WGホールディングス(TSR企業コード:028690958、千代田区、原田健一社長、以下WG社)に全事業を分割承継することを公告した。
 同時に卸販売事業や海外仕入部門、タレント・モデルマネジメントなどグループ3社の事業も、WG社とWG社の関係会社に吸収分割し承継する。昨年以降、3度目となる経営体制の交代に関係先の注目が集まっている。
 ウィゴーの関係者によると、債権者などから特段の異議がなければ8月31日をもって事業承継を完了させる予定。商標やブランド、店舗を含むすべての事業資産と負債、全従業員を承継する。
 約20行ある取引金融機関にはすでに説明済みで、了承を得ているという。これまでの経営方針に大きな変更はなく、取引先との関係や担当窓口も継続する予定だ。
 8月31日付でWG社は、(株)ウィゴーに商号変更する。WG社の100%子会社で受け皿会社になる(株)WEL(TSR企業コード:028691415)は(株)ウェルメットに、(株)LEX(TSR企業コード:028617894)は(株)レキシントンに、それぞれ旧会社と同一商号に変更する。旧会社は社名変更した後に解散し、清算業務に移行する。
 ただ、事業再生を目的としたいわゆる第二会社方式による事業移管ではない。債権債務の一切を新会社が引き継ぐため、旧会社を特別清算する予定はないという。

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