「川越スカラ座」 小江戸の路地裏に佇む県内最古の映画館|産業遺産のM&A
埼玉県最古の歴史を持つ映画館が川越スカラ座だ。2000年代にいったんは休館するものの、地元有志が買い取り、再オープンに漕ぎ着けた。首都圏近郊のミニシアターとして、地元ファンの人気を集める。
M&A Online
| 2022/5/13
2022.05.13
新津油田の採掘で財を成し、“石油王”と呼ばれたのが中野貫一である。貫一は江戸後期の1846年、金津の大地主であった中野家に生まれた。新潟(越の国)の石油(燃土・燃水)の採収そのものは日本書紀によると668年からあったとされ、1800年代初頭には中野家に金津周辺の石油採掘権が独占的にあったとされている。
貫一が14歳のときに、父次郞左衛門が他界する。家督を継いだ金津の若き“御曹司”は、勇躍、新たな石油坑の採掘に勤しんだ...
埼玉県最古の歴史を持つ映画館が川越スカラ座だ。2000年代にいったんは休館するものの、地元有志が買い取り、再オープンに漕ぎ着けた。首都圏近郊のミニシアターとして、地元ファンの人気を集める。