マネーフォワードは2017年11月にクラウド型記帳サービスを手がけるクラビス(東京都千代田区)を子会社化したのを皮切りに、2018年7月にクラウド型経営管理システムを手がけるナレッジラボ(大阪市中央区)を、同年8月にクラウド活用サポートサービスを提供するワクフリ(福岡市)をグループ会社化した。
3社ともグループ会社化後、3カ月から1年ほどで登録数や顧客数、売上高などが3倍から6倍に拡大するなど成長が一気に加速した。4社目となるスマートキャンプについても、3社同様、さらなる成長を目指すという。
マネーフォワードは2019年11月末にスマートキャンプの株式72.3%を19億9800万円で取得する。三菱UFJキャピタルなど複数のベンチャーキャピタルが保有していた66%の株式をすべて買い取り、さらに経営陣が保有していた34%のうち6.3%を譲り受ける。取得金額の19億9800万円は手持ちの資金と金融機関からの借り入れで充当する。
果たしてマネーフォワードが思い描く未来図は現実のものとなるだろうか。
2017年11月 | クラビスをグループ会社化 |
2018年7月 | ナレッジラボをグループ会社化 |
2018年8月 | ワクフリをグループ会社化 |
文:M&A Online編集部
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