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法人向けフードデリバリーの「スターフェスティバル」がM&Aで急成長

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フードデリバリーの「ごちクル」で取り扱っている弁当(同社ホームページより)

スターフェスティバル(東京都渋谷区)が2020年1月に、ぐるなび<2440>から法人顧客に会議用弁当などを手配するフードデリバリー事業を譲り受ける。 

スターフェスティバルは、ぐるなびと同じ法人向けのフードデリバリー事業を展開しており、両社の事業を合わせると年間の取扱高は100億円を超える見込み。 

働き方改革を背景にした企業の福利厚生に対する意識の高まりや、就労者の働き方の多様化などから、法人向けフードデリバリー市場は急速に拡大しており、スターフェスティバルは今回の事業譲受を機に販売網の拡大や商品の拡充などに取り組み、一層の成長を目指すという。 

スターフェスティバルとはどのような企業なのか。

海外進出も視野に

スターフェスティバルは同社代表取締役CEO(最高経営責任者)の岸田祐介氏が2009年に立ち上げた企業。フードデリバリーの「ごちクル」と、デリバリー型社員食堂「シャショクル」を通じ、昼食や会議、セミナー、イベントなど向けに弁当などを提供している。 

現在1000店舗の飲食店と提携しており、新しい料理の開発や販売促進、注文受付、配達などを手がけ、デリバリー食は月間 50万-60万食に達する。ちなみに、ぐるなびは約1500店の飲食店と提携しており、事業譲受により計算上、提携飲食店数は一気に2.5倍になる。 

東京商工リサーチの調査ではスターフェスティバルの2018年6月期は、売上高が前年度比4.4%増の36億1200万円、当期損益は5億3800万円の赤字だった。2019年9月時点の従業員数は約360人。 

岸田CEOは、2002年に楽天に入社し、出前専門のインターネットモール「楽天デリバリー」事業を立ち上げた経験を持つ。その後2009年4月に個人事業としてインターネット専業の宅配弁当店「南青山惣助」を創業し、3カ月後にスターフェスティバルを設立した。 

M&Aで急成長し100億円企業の仲間入りを目指すスターフェスティバル。ホームページで「日本国内だけではなく今後、世界中にごちそうを届ける」と、一段の成長に意欲を見せる。さらなるM&Aの出番もありそうだ。

スターフェスティバルの沿革
2009 個人事業としてインターネット専業の宅配弁当店「南青山惣助」を立ち上げ
2009 スターフェスティバルを設立
2012 グロービス・キャピタル・パートナーズ、グリーベンチャーズを引受先とする総額2億5000万円の第三者割当増資を実施
2013 ジャフコが運営する投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資等により、総額10億円の資金調達を実施
2014 アスクルを引受先とする第三者割当増資新株予約権付社債の発行などによる総額28億円の業務・資本提携契約締結
2015 アスクルで「ごちクル」サービスを開始
2015 デリバリー型社員食堂「シャショクル」サービスを開始
2017 キッコーマン、クレディセゾン、東日本旅客鉄道など5社を引受先とする総額10億円の第三者割当増資を実施
2018 セイノーホールディングスグループを引受先とする第三者割当増資を実施
2019 TFHD Open Innovation Program、ハウス食品グループイノベーションファンドを引受先とする第三者割当増資を実施
2019 シダックスとジョイント・ベンチャーを設立し、資本・業務提携契約を締結
2019 ぐるなびから法人顧客に会議用弁当などを手配するフードデリバリー事業を譲受

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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