日本企業による海外企業買収でDICに次ぐのがレンゴーの案件。ドイツ子会社を通じて、産業用重量物包装メーカーのトライコー・パッケージング&ロジスティクスなど現地2社の全株式を取得した。取得金額は約323億円。
レンゴーは重量包装の重要顧客である自動車産業のウエートの大きいドイツをはじめ、欧州域内での事業拡大を目指す。トライコーはドイツ国内に4工場を展開し、重量包装の分野で欧州3位、ドイツ国内2位のシェアを持つ。
200億円超の買収を連発したのはエア・ウォーター...
2019年1-6月期の日本関連M&A公表案件は8.6兆円と、過去最高を記録した前年同期から66.2%減少した。