欧米企業編3選

1.米国ウォルマート<WMT>⇒西友
02年3月から資本提携を開始。当初は西友が経営不振だったことから新株予約権を使った段階的な実行スキームを採用したが、結局、西友の経営は上向かず05年12月に子会社化する。その後、07年に1000億円を投じて完全子会社化し、最終的な投資額は2470億円になった。振り返れば、02年の段階なら1000億円で完全子会社化できたはずで、図らずも戦力の逐次投入がいけないことを証明する事例となった。ただし、ここ最近の西友は元気がよく侮れない。

2.英国テスコ<TSCO>⇒シートゥーネットワーク
03年に320億円を投じて買収、華々しく日本市場に参入した。しかし、好調だったつるかめランドの業績を伸ばすことができずに経営が迷走。最終的に11年、持ち分の50.1%を1円でイオンに譲渡する羽目になった。

3.米国マイクロソフト<MSFT>フィンランド・ノキア携帯端末事業
14年に72億ドルで買収したものの、スマホの販売が低迷、76億ドル(当時のレートで9200億円)の減損損失の計上に追い込まれる。ソフトメーカーによるデバイスメーカーの買収の難しさを示す結果となった。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部

関連リンク
【M&Aインサイト】ドメスティック企業がIFRSを適用して得る5つのメリット
不祥事M&A10選(前編)