トップ > M&A速報 >[中止]HOYA<7741>、ニューフレアテクノロジー<6256>の子会社化を目指してTOB参戦、東芝グループに対抗
M&A速報

[中止]HOYA<7741>、ニューフレアテクノロジー<6256>の子会社化を目指してTOB参戦、東芝グループに対抗

2019-12-13

HOYAは13日、東芝グループの半導体製造装置メーカー、ニューフレアテクノロジー(ジャスダック上場)に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は最大約1477億円。ニューフレアを巡っては現在、同じく完全子会社化を目指して東芝子会社の東芝デバイス&ストレージ(東京都港区)によるTOBが12月25日を期間として進行中。このTOBが不成立になった場合に、HOYAは2020年4月をめどにTOBを開始予定。TOBに新たに参戦するHOYAは買付価格として東芝デバイス&ストレージを1000円上回る1万2900円を提示している。

HOYAは買付予定数の下限を総議決権の3分の2以上にあたる66.67%(所有割合)と設定。上限については設定せず、完全子会社化を目指す。ニューフレアの株式52.4%を持つ東芝デバイス&ストレージがHOYAのTOBに応募することが条件となる。ニューフレアについては東芝機械も16%弱を保有する。

買付価格は東芝デバイス&ストレージの1万1900円に対し、HOYAの提示は1万2900円。TOB公表前日のニューフレア株式の終値1万1872円に対して8.13%、直近6カ月間の終値単純平均値8343円に対して54.62%のプレミアムを加えた。HOYAは、東芝グループにとっても今回のTOBは魅力的なものであり、応募いただけるものと考えている、としている。

ニューフレアは親会社の東芝デバイス&ストレージの意向を確認し、対応を検討する予定。

追記事項

2020-01-17
HOYAは17日、ニューフレアテクノロジーへのTOBを実施しないと発表した。東芝グループによるニューフレアへのTOBが成立したため。

関連の記事

関連のM&Aデータベース

No. 開示日 買い手 対象企業・事業 売り手 業種 ▽ スキーム ▽ 取引総額(百万円) ▽ タイトル
1
2016年10月12日
Performance Optics, LLC
Wind Point Partners VII-A, L.P.、Wind Point Partners VII-B, L.P.
47,600
2
2015年7月10日
Queen Capital Finance Limited.
東志投資有限公司
[ 63円 ]
3
2011年7月1日
ペンタックスイメージングシステム(株)(PENTAXイメージング・システム事業承継会社)
非公表
4
2012年11月16日
光学事業
非公表
5
2010年4月28日
Western Digital Corporation
HOYAのガラスメディア研究開発資産とHOYA Magneticsのハードディスク用ガラスメディアの製造事業
非公表
6
2009年4月21日
Starion Instruments Corporation
非公表
非公表

M&A速報検索

クリア

アクセスランキング

【M&A速報】よく読まれている記事ベスト5