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「サンマルクカフェ」増益見通しから一転減益に 人件費高騰が足引っ張る 

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サンマルクカフェを展開するサンマルクホールディングス<3395>が、2016年3月期以来の営業増益を見込んでいた2020年3月期は、4期連続の営業減益に陥る見通しとなった。

 人件費を中心とした経費の上昇に伴い、2020年3月期第2四半期の営業利益が減益となったため、通期見通しを当初の3.5%の営業増益から5.3%の営業減益に下方修正した。売上高は増収を維持するものの、通期の伸び率は3.3%から2.6%に引き下げた。 

外食業界は人手不足に伴う人件費の高騰や原材料価格の上昇などによるコストアップ傾向が続いており、同社が営業増益に転じる時期は見通し難だ。 

営業利益は11期ぶりの低水準 

サンマルクホールディングスの2020年3月期第2四半期は、19店舗を新規出店し店舗数が930店となったことや、人員体制の整備やメニューの工夫などによる既存店の売り上げアップなどに取り組んだ結果、売上高は前年同期比2.9%の増収となった。 

一方、本業のもうけを示す営業利益は、人件費などの経費がかさみ同5.5%の減益を余儀なくされた。部門別ではレストラン事業が2.5%の増収、4.7%の営業減益、喫茶事業が2.9%の増収、7.7%の営業減益だった。 

こうした上半期の業績を踏まえ、2020年3月期の売上高を当初予想より5億4100万円少ない718億7200万円に、営業利益を同5億6600万円少ない60億6900万円に引き下げた。営業利益の60億円台は2009年3月期の60億7500万円以来11期ぶりの低水準だ。 

M&Aは一つの選択肢に 

カフェ業界で2008年から2019年までの12年間に発表されたM&Aがらみの適時開示情報は、もともと上場企業が限られていることもあり、ドトール・日レスホールディングス<3087>の3件、銀座ルノアール<9853>の1件と少なく、サンマルクホールディングスやコメダホールディングス<3543>には実績がない。 

またカフェ業界で売上高が1000億円を越えているのは、業界トップのスターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)と、2位のドトール・日レスホールディングスの2社だけで、他は総じて売上規模が小さい。M&Aによる売り上げの拡大、事業領域の拡大などについては今後の課題といえそうだ。 

サンマルクホールディングスは今後、営業増益に向けどのような戦略を打ち出してくるだろうか。業界トップ2に迫る1000億円の大台が近づきつつある同社だけに、M&Aを一つの選択肢として取り込んでも悪い判断ではなさそうだが…。

サンマルクホールディングスの売上高推移。2020年3月期は予想
サンマルクホールディングスの営業利益推移。2020年3月期は予想

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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2007年に経営統合した日本レストランシステムとドトールコーヒー。競争激化で業界勢力図がめまぐるしく変化する外食産業でトップ企業にあり続けるには。経営統合後の伸び悩みを打開すべく、M&Aによって事業領域を拡大するドトール・日レスを追った。

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