コクヨ<7984>とぺんてるの非難の応酬が止まらない。

コクヨは11月22日に「ぺんてる株式会社の従業員の皆様へ」と題した文書をホームページに掲載し、この中で「ぺんてるから従業員に対し、コクヨに株式を売るなという強圧的な指示があれば、会話や文面を相談窓口に提出すれば、匿名で責任を持って取り組みを進める」とし、ぺんてる従業員に情報提供を呼びかけた。

ぺんてるがコクヨに激しく抗議

これに対しぺんてるは11月25日に「コクヨ社による当社従業員向けのリリースについて」との文書をホームページに掲載し「これは社内文書の持ち出しや情報漏洩を推奨するものであり、情報漏洩の教唆に該当しかねない要請」と激しく抗議した。

このほかにも、コクヨが「ぺんてるのすべてのステークホルダーの共同利益の代表」と記していることに対し、コクヨの利益を最優先したいというスタンスが、今回のコクヨの突然で一方的な行動の背景にあり、コクヨが「すべてのステークホルダーの共同利益の代表」とは言い難いと非難した。

子会社化が実現すればぺんてる経営陣は退任へ

コクヨは「ぺんてる株式会社の従業員の皆様へ」の中で、ぺんてるのブランドと従業員の雇用は継続するとしたうえで「執行役員や幹部から抜擢による経営陣の若返りに取り組む」とし、子会社化が実現すればぺんてるの現経営陣を退任させる考えを明確にした。

また今回の子会社化は「乗っ取り」ではないとし、ぺんてるのOB株主からすでに多くの賛同の声が寄せられているともした。

コクヨは11月15日にぺんてる株を1株3500円で買い付けると発表。その後、文具やオフィス家具などを手がける同業のプラスが3500円でぺんてる株を買い受ける行動を取っていることが確認できたとして、11月20日に買付価格を250円引き上げ1株3750円としていた。

コクヨによるぺんてる株の買付期間は11月15日から12月15日までで、残りは20日ほど。買付終盤に向け両社の行動は一段とエスカレートしそうだ。

文:M&A Online編集部