ラーメンはうどん、そばの穴を埋められるか「グルメ杵屋」が80店を閉店

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新たな武器の使い道は 

2020年4月に子会社化した雪村は1979年の創業で、茨城県南部地域を中心にラーメン店「ゆきむら亭」、つけ麺「吉右衛門」、中華料理「ゆきむら」、から揚げ専門店「鶏一番」など34店舗を運営している。 

2018年10月にグループ化した壱番亭本部は1982年から事業を展開しており、茨城県北部地域を中心にラーメン店「壱番亭」「醤各亭」や、焼き肉店「炎座」など30店ほどを運営している。傘下のラーメン店運営会社が2社になることで同社のラーメン事業は大きく拡大することになる。 

東京・八重洲地下街の店舗

また、グルメ杵屋は雪村の子会社化と同時に、ゆきむら亭エフシー本部(茨城県土浦市)も傘下に収めた。同社は、これまでグルメ杵屋が採用していないセントラルキッチンを運営しており、グルメ杵屋のレストラン事業との相乗効果が見込めるという。 

グルメ杵屋はラーメン店の拡大によって、新たな客層の開発が可能になったほか、セントラルキッチンという新しい経営手法を活用できる状況になった。これら武器を使って、うどん、そば店閉店の影響をどこまで軽減することができるのか。コロナ禍の中、素早い経営判断が求められそうだ。

文:M&A Online編集部

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