しかも、過疎地では鉄道やバスなどの公共交通機関の路線廃止や便数削減が相次ぎ、自動車がないと生活できない状況だ。ガソリンスタンドの廃業は、地域の生活インフラ崩壊につながりかねない。
高知県四万十市では廃業する給油所を地域住民らが出資する会社が買収して営業を継続し、和歌山県すさみ町では閉鎖した給油所を町が買い取って再開した。こうしたM&Aによる事業承継で、過疎地の生活インフラであるガソリンスタンドを守る必要があるだろう...
2019年のM&Aは後半に息切れする可能性がある。日本企業の業績、欧米企業の業績によっては、ここ数年注目を集めてきたクロスボーダーを中心とする大型のM&Aが影を潜めるかもしれない。
エイチ・ツー・オー リテイリングは2017年10月にセブン&アイ・ホールディングスから買収した、そごう神戸店を「神戸阪急」に、西武高槻店を「高槻阪急」に名称変更する。