プログラム言語Rubyを用いてビジネス領域で新たな価値を創造した製品やサービスを表彰するRuby biz Grand prix 2018が2018年12月13日に東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。 

島根県が実施した催しで、今年が4回目の開催。IoT(モノのインターネット)やロボット、クラウドサービスなど過去最多の40事例(2017年は29事例)がエントリ-され、10社が表彰された。

受賞で売り上げが400%に

表彰式の前に2017年の受賞者ジェフリーサンフォードWovn Technologies CTOが「受賞によって売り上げが400%に増えた」とあいさつ、会場の雰囲気を盛り上げた。 

表彰式後のあいさつでもRubyの開発者である、まつもとゆきひろ審査委員長が「ツイッターもリツイートなどの機能を増やしていた初めのころはRubyを使っていた」と、Rubyが世界を変える力を秘めている事例を紹介した。 

特別賞を受賞したSupershipの山崎大輔取締役は、受賞企業プレゼンの中で「大企業とスタートアップとRuby」に触れ、「SupershipはKDDIによるM&Aによって生まれた企業で、Rubyの柔軟性によって国内で数少ない、M&Aで増収増益に成功したネット企業になった」と説明。 

さらに主催者である島根県の溝口善兵衛知事は「2018年11月に、10回目となる国際会議ルビーワールドカンファレンス2018を松江市で開催したところ、国内外から1000人を超える参加者があった」とRubyの広がりを強調した。 

Rubyは1993年にまつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語で、2012年に国産プログラム言語の中で初めて国産認証された。簡単に機能の追加などができるため、短時間で製品やサービスを開発できるのが特徴。ベンチャー企業やスタートアップ企業にとっては成長のための大きな武器になる。

表彰後に個別取材に応じた溝口善兵衛知事との一問一答は次の通り。