国内株式TOBは15件と一定の活況を維持|2018年第4四半期
事業会社による積極的な事業拡張を目的としたTOBは低調となる可能性が高いものの、グループ再編型のTOBは一定の取引量を維持するものと考えられます。引き続き、親子上場会社の子会社に注目です。
M&A Online
| 2019/2/12
2019.02.12
廣済堂が1月17日に公表した「MBOの実施および応募の推奨に関するお知らせ」によると、MBOの実施に踏み切った背景には、この厳しい経営環境にあるとのことだ。
①紙媒体の需要減退により、印刷事業が今後さらに厳しい状況に置かれると見込まれること、②それを改善するためには事業構造改革が必要だが、それを行った場合には短期的に損失が出るため上場維持は難しいこと、③事業構造改革にあたってはベインキャピタルのサポートが必要だと考えていること、が繰り返し記載されている...
事業会社による積極的な事業拡張を目的としたTOBは低調となる可能性が高いものの、グループ再編型のTOBは一定の取引量を維持するものと考えられます。引き続き、親子上場会社の子会社に注目です。
コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による日本企業の大型買収が活発です。日産自動車やカルソニックカンセイのTOBでは、普段見かけない特別配当の記載があることが最大の特徴です。