その海外事業の成長の目標は、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画に盛り込んだ。2025年6月期は売上高2兆円、営業利益1200億円の数値目標を掲げている。2022年6月期と比べると売上高は9.2%の増収、営業利益は35.2%の増益となる。
このうち海外事業を見ると、売上高は3700億円で、2022年6月期比38.4%の増収となる。国内の売上高の伸び率が同4.2%のため、海外事業が成長を牽引することになる。構成比は18.5%で、第3の柱といっても問題なさそうなレベルまで育つ見込みだ...
島津製作所が、3年ぶりにM&Aに乗り出した。これによる業績の上振れもあり、中期経営計画の目標達成は間違いなさそう。次の目標はさらに意欲的な内容になりそうだ。