【永谷園HD】M&Aで世界に挑む「味ひとすじ」の老舗

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「和食ブーム」で海外に活路

 それまでの永谷園の海外事業は、米国でのテイクアウトの寿司事業や中国での製麺事業といったもので、海外売上高は10億円にも達しない。永谷園が主力とするお茶づけ海苔やみそ汁などが海外で受け入れられにくいとの判断もあり、海外事業への投資には消極的だった。しかし、世界的な和食ブームや健康志向も追い風となり、2013年12月には「和食」がユネスコ(国際連合教育科学文化機関)無形文化遺産に登録された。和食文化を支えてきた永谷園にとっても、海外市場に大きなビジネスチャンスが出てきたといえる...

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