木曽路が適示開示したM&Aは建部食肉産業のほかにもう一件ある。2021年1月に子会社化した大将軍(千葉市)がそれで、同社の2020年6月期の売上高は47億4200万円に達しており、木曽路の売上高に占める割合は10%を上回る。
大将軍は1974年の創業で「大将軍」「くいどん」の焼肉店を、千葉県を中心に東京都、神奈川県などの首都圏で店舗展開している。木曽路、大将軍両社の強みを生かすことで、商品やサービスの価値を高めることができると判断し、子会社化に踏み切った...
横浜ゴムは国内3位、世界8位のタイヤメーカーだ。とはいえ国内首位のブリヂストンとは売上高で5倍以上の開きがある。半ば装置産業であるタイヤ製造ではスケールメリットが物を言う。巨大なライバルとどう戦うのか?そこでチャレンジしたのがM&Aである。
平和が2011年にゴルフ場運営会社のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント)を子会社化したあと、12件(16ゴルフ場)のゴルフ場の取得を発表した。今後もこのペースは維持できるのだろうか。
JSRは最先端の半導体製造に用いるEUV(極端紫外線)用フォトレジスト(感光材)メーカーの米国インプリア完全子会社化する。4カ年の中期経営計画に沿った決断だ。4年後はどのような姿になっているのだろうか。
デイサービス(通所介護)、有料老人ホームの運営などの介護事業を手がける揚工舎<6576>がコツコツとM&Aを積み上げている。個々の案件規模はさほど大きくないものの、その数は16件に達する。同社は東京プロマーケットの上場銘柄(44社)で唯一の介護事業者でもある。