関連の記事
【OATアグリオ】好業績を背に、社運かけて蘭クリザール買収
2018/12/06
農薬メーカーのOATアグリオが業績を着実に伸ばしている。2010年に大塚化学からMBOで分離独立し、14年に株式上場。売上高は年平均8%で拡大し、営業利益率も2ケタをキープする。この11月、売上高の半分以上を投じて大型M&Aに踏み切った。
OATアグリオは、農業資材関連メーカーのスペイン企業2社(本社バレンシア)を子会社化することを決議した。
子会社化するのは LIDA Plant Research,S.L.(LIDA。売上高9億円、純資産11億円)とCAPA ECOSYSTEMS, S.L.U.(CAPA。売上高1億9000万円、純資産2億1000万円 )で、両社は天然の防除資材、肥料、バイオスティミュラント(植物の免疫力向上剤)の開発、製造を手がける。OATアグリオもほぼ同様に、防除や施肥潅水、バイオスティミュラントを中心に農業資材や栽培技術の提供を主力とする。OATアグリオはスペイン2社を取り込むことにより、事業構成を拡充するとともに、販売網の相互活用など相乗効果を期待している。
LIDA、CAPAは経営者が同じでいずれも全株式を保有。OATアグリオは4分の3の株式を取得して子会社とする。
株式取得価額は非公表。
株式取得予定日は2018年6月末。
農薬メーカーのOATアグリオが業績を着実に伸ばしている。2010年に大塚化学からMBOで分離独立し、14年に株式上場。売上高は年平均8%で拡大し、営業利益率も2ケタをキープする。この11月、売上高の半分以上を投じて大型M&Aに踏み切った。