城南進学研究社が受験産業の殻を破り、乳幼児教育に進出したのは2009年。都内に「0歳からの育脳教室 くぼたのうけん」を開校した。教育産業への脱皮を見据えて、同社の守備範囲が大きく広がるエポックでもあった。
脳が最も発達するのは生後まもなくから3~4歳までの数年とされる。「くぼたのうけん」は脳科学者の久保田競・カヨ子両先生考案の久保田式育児法を実践し、豊かな感性やコミュニケーション能力を持つ“賢い子”に育てることを理念とする...
千趣会は「ベルメゾン」など女性をターゲットにした通信販売を手がける国内大手。働く女性向けのこけし人形の頒布からスタートした同社だが、カタログ通販が成功して業界大手の上場企業となる。そんな千趣会もネット通販の台頭で厳しい経営を強いられている。
コーセーが海外事業を加速中だ。アジアの好調に加え、北米では4年前に子会社化した米タルトの業績が急拡大している。タルト買収は意外にも同社初の海外M&Aだが、ねらいがピタリとはまった。2016年に海外売上比率を現在の25%から35%に高める。
紙でできることは紙で-。これを合言葉に日本製紙<3683>が使い捨てプラスチックに変わる素材として紙の需要拡大に乗り出した。2018年8月に紙化ソリューション推進室を新設、“紙化”のさまざまなニーズを掘り起こす作戦だ。
経済活動の源であるエネルギー資源。国際石油開発帝石は原油や天然ガスを探り当てる探鉱活動や買収した油田・ガス田の商業開発、採掘した原油・天然ガスを石油精製会社や電力・ガス会社へ販売するなど、エネルギーの「上流部門」と呼ばれる事業を担っている。