グローリーが海外M&Aを本格化させたのは2010年以降で、この間、欧州を主体に10件を超える。ハイライトが訪れたのは2012年、通貨処理機大手メーカー、英タラリス・トプコの買収だ。全株式を約548億円で取得し、これにタラリスの有利子負債を合わせて買収総額は800億円に上った。当時のグローリーの売上高(1469億円)の5割以上に相当し、文字通り、勝負に出た...
2019年12月、昭和電工が日立グループの「御三家」の一つである日立化成をTOBで買収すると発表したのだ。昭和電工は売上高や利益では日立化成を上回るが、発表時点での時価総額や従業員数でみれば半分ほど。「小が大を飲む買収」が行き着く先は?
アシックスが北米市場での巻き返しに向け、新たなM&Aを繰り出した。カナダ企業からレース登録サイト事業を約30億円で買収することを決めた。2018年12月期は海外子会社ののれん減損などで20年ぶりの最終赤字に沈んだ。復活ののろしは?
サンデンホールディングスは店舗用冷蔵・冷凍ショーケース、自動販売機を手がける流通システム事業から撤退することを決断した。自動車機器事業に続く第2の柱として60年を超える業歴を持つが、今回、事業切り離しという大ナタを振るう理由とは。